2020年末から来年前半期までの融資に関する傾向と対策|仙台創業融資サポートオフィス

仙台創業融資サポートオフィスのブログについて全4回シリーズで書いておりましたが今回で連続シリーズは一旦終了です。

今後も一定のペースで融資や創業にまつわる内容でブログを更新致しますので是非ご覧ください。

今回は2020年末から来年前半期までの融資に関する傾向と対策について書きたいと思います。

過去のブログURL

第1回 https://sendai-sougyoyushi.com/post-2969/

第2回 https://sendai-sougyoyushi.com/post-2987/

第3回 https://sendai-sougyoyushi.com/post-2996/


11月17日配信の第1回目のブログでも書きましたが

コロナ禍における経済対策の制度融資を受けた方の中には返済開始を半年~1年程度遅らせている方もいます。

本制度の開始直後に融資を受けた場合、今から返済が始まる時期に入ります。

しかし、本年末~2021年前半のビジネス環境はどの様に考えても「厳しい・難航・不透明」という言葉しか浮かびません。

これらの実情を踏まえると追加融資や返済計画の相談が増えると想定しており、現に相談数が増え始めてきました。

現在のコロナウィルスに関する報道を見る限り、今から(2020年12月以後)半年間は

人の移動について制限が掛かる可能性を常に念頭に置く必要があります。

既に融資を受けている会社・店舗でかつ今後半年間において毎月の返済の見通しが厳しい場合、

今から返済計画について税理士や当サービスのコンサルタントの様な専門家のアドバイスを受けるようお勧め致します。

 

現在、営業を維持できている会社・店舗については、今のうちに資金的余裕を持たせるために運転資金の融資を受けたり

非接触、接触頻度を減らすための設備投資を進めるべく検討をする必要が有るかもしれません。

接客を伴う業態ばかりに意識が向きますが、建設業や製造業でも物流の停滞、停止に備えが必要です。

これらの事前準備には当然資金が必要です。

日々稼いだ利益を溜めてそれに充てる事ができる会社もあると思いますが、短期間で資金準備となれば融資の準備が必要になります。

 

何故、これほど「事前」や「準備」という言葉を使うかと言いますと

当然ですが融資に関する環境は「金融機関」の方針・動きによって変化していきます。

金融機関の方針・動きは経済政策が背後に存在し強い影響力を持ちます。

例えば、本年のようにコロナ禍の影響で経済的に大きな混乱が生じた際には

事態を速やかに収集するために融資の決定スピードを早め社会にお金が流れ込むように促すべく

金融機関を通じてお金の流れをコントロールをしていると言った具合です。

融資を受け易くなった、受けにくくなったという状況はこの金融機関を取り巻く政策次第で変化していくのです。

では、これから(2020年11月末以後)はどうでしょうか?

いつの時点と比べるかによって表現が変わりますが

2020年前半と比べれば融資は受けにくくなった・決定スピードが緩やかになった?のではないでしょうか。

 

融資は必要な時に必要な額が実行されないと意味が有りません。

例えば10月31日までに融資が下りないと事業が成り立たないという状況があるとします。

しかし、融資決定のスピードは金融機関が今どの様な意思で動いているかで変わってくるのです。

よって、ある時期については10月31日までに融資が必要な場合は3週間前の手続で間に合っていたが

別の時期では更に時間が掛かる可能性もあることも有るのです。

自社が必要とするタイミングでお金が無ければ、会社・店舗の活動は停滞、最悪の場合停止します。

資金に窮する状態に陥った後だと金融機関はその会社・店舗を融資申請に対し厳しい見方をする傾向に有ります。

そのため、現段階で会社・店舗の維持が可能な状態であるなら

今後、経済が低調であるという前提で資金面だけは備えておくべきと考えます。

以上が今後の融資傾向と対策について、当センターからの提言でした。


次回のブログは12月3日に業種別の融資・創業にまつわる内容でお送り致します。

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