はじめに

宮城県においては令和3年3月18日に独自の緊急事態宣言を発令

4月5日から5月11日までまん延防止等重点措置を実施し仙台市内の飲食店においては夜8時まで、県内他の地域でも9時まで

イベントの入場数制限、各施設への営業時間短縮要請など厳しい営業制限が掛かっております。

仙台市内中心部の人通りは寂しく特にサービス業における経営上の危機を感じます。

今現在の仕組みでは感染拡大防止と経済的な盛況は反比例の関係に有り、昨年に引き続き資金繰りの難しい時が続いております。

今回から仙台創業融資サポートオフィスのブログでは資金繰りに関する情報提供として

新型コロナウィルス感染症特別貸付制度における日本政策金融公庫の融資制度を数回に分けてご紹介致します。

今回のテーマはセーフティネット貸付です

セーフティネット貸付の概要

もともとの制度は自然災害や経済不況下において売上を一時的に減少させた企業に対する融資制度です。

日本政策金融公庫のホームページでは以下の様に紹介しております。

社会的、経済的環境の変化などの外的要因により、一時的に売上の減少など業況悪化を来しているが、

中期的には、その業績が回復し、かつ発展することが見込まれる中小企業者の経営基盤の強化を支援する融資制度。

このセーフティーネット貸付を利用するためには基準期間とよばれる一定の期間内に売上高が実際に減少している等の

要件を満たしている必要が有りました。

セーフティネット貸付要件の緩和内容

本来であればセーフティネット貸付の要件である「基準期間の売上高が５％以上減少」という要件が緩和され

売上減少が見込まれる場合も融資対象にすることになりました。

貸付条件など

以下、令和3年4月20日現在の情報です。金利や貸付条件は変更される可能性が有ります。

【資金の使いみち】 運転資金、設備資金
【融資限度額】 中小事業 7.2億円、国民事業4,800万円
【貸付期間】 設備資金15年以内、運転資金８年以内
【据置期間】 ３年以内
【金利】 基準金利：中小事業1.11%、国民事業1.86％
※３月１日時点、貸付期間５年の場合、貸付期間・担保の有無等により変動

別のブログでご紹介する新型コロナウイルス感染症特別貸付や新型コロナウイルス対策マル経融資と比べると

金利や据置期間で条件が悪いですが、売上減少を見込んだ段階で資金を増やすことができ

資金繰りについて予防的な対策を取れます。

融資支援について

仙台創業融資サポートオフィスでは、融資の際に必要な事業計画書や資金繰り表の作成支援

更に融資実行後の継続的なサポートを行っております→→　お問い合わせフォーム

次回予告

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