銀行とのお付き合い 銀行に自社を理解してもう事の重要性
仙台創業融資サポートオフィスのブログをご覧いただきありがとうございます。
「銀行とのお付き合い」というテーマでブログシリーズを書いております。
前回は銀行とのお付き合いをする上で融資担当者の仕事を知ることの意味について解説しました。
繰り返しになりますがこのブログ内で言うお付き合いは「接待」のことではありません。
お付き合いとは次の融資を念頭に置いた融資担当者との情報共有であると位置付けております。
その上で融資担当者の仕事がどのようなものであるか知っておけば情報の共有が何故重要かご理解頂ける筈です。
今回は共有すべき情報について解説致します。
数字で示し言葉で理解してもらう
当然ですが融資審査は数字で審査されます。
数字が悪ければ当然融資はされません。しかし、数字が悪い理由は決算書に示されるでしょうか?
特別損失等の数字で現れることもありますが、やはり理由については言葉による肉付けが必要です。
業界情報や地域限定の情報についても融資担当者が全てを理解している訳ではありません。
数字+言葉の組み合わせをすることで融資を求めている企業をより深く理解できます。
大まかに建設業とか飲食業では駄目
融資担当者に対し自社を紹介する際に「建設業です」「飲食業です」と非常に大きな枠組みで説明する方がいますがこれはNGです。
建設業でも例えば「住宅の基礎工事を主にやっていています。独立して10年です」くらいのボリュームは最低限として
住宅基礎工事がどの様な仕事であるか、取引先の名称などの追加説明資料ぐらいは欲しいところです。
飲食業も同様ですが店舗展開をするビジネスの場合は店の住所やテナントビルの何階に在るのかも加えてください。
これら情報を元に融資担当者は融資先のビジネスを理解していきます。
銀行にはたくさんの企業・業界・地域の情報が集まりますが、上述の通り融資担当者がその全てを把握している訳ではありません。
事前情報が多ければ、事業計画書や返済計画書がどの程度具体的なのか、足りない情報は何のかが見つけやすくなります。
融資のときだけお願いに来るようでは駄目な理由
銀行はお金がない会社には融資してくれません。貸し倒れてしまっては銀行の利益が減ってしまうので当然です。
銀行とのお付き合いが実を結ぶのは正にこの部分です。
会社の経営状況に関する最新情報を定期的に更新されていれば、融資担当者にも資金が足りなくなる予兆が見えてきます。
お金が有るのときに借りる。足りなくなる前に借りるのが銀行融資の鉄則です。
担当者がいち早く資金不足の予兆に気付ければ、融資担当者からの提案も可能になります。
次回予告
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