新型コロナ対策資本性劣後ローンとは何か?返済方法・金利の特徴 日本政策金融公庫の融資制度

はじめに

いつも仙台創業融資サポートオフィスのブログをご覧いただき有難うございます。

シリーズで日本政策金融公庫の新型コロナ対策 資本性劣後ローンについて解説しております。これまで融資制度の全体的な特徴、資本性の意味、劣後の意味について解説致しました。今回は制度のもう一つの特徴である返済方法と金利の決め方について解説します。資本制劣後ローンは返済方法や金利までも特徴的な制度です。

*ブログ内の利率や返済期間は令和4年2月時点のものです

返済方法

最初に返済方法から解説します。通常の融資返済だと期間を定めて毎月一定額ずつ返済していきますが、ここでご紹介する資本性劣後ローンは期限一括返済方式を取っております。例えば返済期間を10年とした場合、返済期限までは利息のみ払い、10年後の返済期限になったら一括して全額返済します。

期限までに返済資金を蓄えておく必要が有りますが、毎月の返済が無いため一時的に資金繰りが軽減されます。返済期間は5年1ヶ月、7年、10年、15年、20年のいずれかになります。

金利の決め方

次に金利の決め方です。業績連動型金利という方式を取っており、融資先の業績に応じて利益が出ていれば利率が上がり、利益が出ていなければ利率が下がります。毎年、業績に応じて変動します。ただし、融資後3年間は0.50%で固定です。

次回予告

次回のブログは令和4年4月1日を予定しております。次回も是非ご覧ください。また、仙台創業融資サポートオフィスの所属する「みらい創研グループ」の公式SNSではブログの更新の際にお知らせをしておりますので是非フォローよろしくお願いします。

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