銀行とのお付き合い 融資担当者の仕事を知る

仙台創業融資サポートオフィスのブログをご覧いただきありがとうございます。

「銀行とのお付き合い」というテーマでブログシリーズを書いております。

前回は何故お付き合いが必要か?お付き合い=接待ではなく情報提供と共有であると解説致しました。

今回のブログではより具体的なお付き合い方法について解説します。

融資担当者の仕事を知ることは担当者の仕事のしやすさに繋がる

さて、お付き合いとは銀行への情報提供であると定義しました。

こちらの情報を提供された銀行は何をするかと言えば融資審査に関する情報に使い、更に追加融資を求められた際の検討の材料になります。

融資の大まかな流れとして「申し込み」→「審査」→「決済」という流れになります。

審査基準は不明ですし明かされることはありません。しかし、審査をするには判断材料が必要です。

判断材料の主なものは決算書や事業計画書・収支計画書といった数字関する資料です。この資料からは資本比率や利益率、それらの額といった情報しか分かりません。

具体的にどの様な仕事をするのか、社長は信用に足る人物か、従業員の年齢構成、離職の頻度など実際に数字を生み出した人物たちの情報も当然ながら加味されます。

融資担当者は融資の申込みが有った際に自分の持っている情報を元に書類に記載して審査に回します。

融資の時だけ面会する会社と定期的に面会している会社では担当者の保有する情報量に大きな差が生じます。

融資担当者の仕事は不良債権化の恐れの無い(リスクの少ない)会社を選びそこの融資を通すことです。

融資を受けやすくするには担当者に対し数字の肉付けになる情報を持ってもらうようにしましょう。

支払い用口座を設ければ

銀行の収入源の主は返済時に受け取る利息です。事業融資と一般向け融資(住宅ローン等)は銀行の売上に占める割合が大きくなります。この他、ATM利用時や振り込みの際に取られる手数料、保険や証券の販売手数料が有ります。

*参考:七十七銀行の財務資料 https://www.77bank.co.jp/pdf/77bank/disclousure/2020rpt_all.pdf

融資を受ければ当然その銀行の顧客となります。必要な融資ならば、前回のブログでも書いた通り複数の取引銀行を持つことを目的として借り入れをしても良いと思います。しかし、不要なのに融資を他行から受けるもの考えものです。

融資を受けるまでもないが、融資元以外の取引銀行を設けておきたい…という場合には支払い用口座を作ることをお勧めします。一番取引量の多い仕入先Aの振り込みはZ銀行だが、仕入先Bの振り込みはX信用金庫からと言った具合です。

手数料の金額のみでは少額ですが取引歴を残すという意味では有効ですし、口座すら無い状態で新規の融資申し込みよりも手続きのスピードは上がります。

 

メインバンクを設ける

複数の銀行と取引する際に一つ気を付けたいのはメインバンクをキチンと設定してから複数行と取引するという点です。メインバンクとはその会社にとって一番取引量の多い銀行や信用金庫のことと言われているます。「言われています」と曖昧にしたのはメインバンクの定義が無いからです。

起業したて又は小規模な企業の場合は日本政策金融公庫の融資が主となると思います。

これら企業にとってのメインバンク設定は日本政策金融公庫の次に借入額の多かったり決済額の大きな銀行がその位置付けに有ると思われます。

何故、メインバンクを設ける必要が有るかというと、会社の業績の悪いときや今回のコロナ禍の様な際に重要になってくるからです。

複数行から借入をし、業績の悪化により返済計画の見直しが必要な場合、銀行の動きはメインバンクの判断に追随することが多いです。

また、コロナ対策として政府が緊急に金融支援を打ち出した際も銀行など金融機関を通じた情報提供の事例も数多く有りました。

一つの銀行だけに依存するのは得策では有りませんが、メインバンクと他取引行は取引量に差を付けておくことは必要です。

紹介を利用する

ご自身で関係を構築していくことも大事ですが

当サービスを利用し「紹介」をされた上で銀行に赴くという手段も有効です。

全く初めての場合と異なり、会社や事業の概要を事前に知らせた上で銀行窓口に行くので

0から始める時よりも話がスムーズに進みます。

お問い合わせフォーム→https://sendai-sougyoyushi.com/page-05/contact/

 

次回予告

最後までご覧いただきありがとうございました。次回のブログも銀行とのお付き合いをメインテーマに書きたいと思います。

ブログは毎週金曜日に更新致します。

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