はじめに

仙台創業融資サポートオフィスのブログをご覧いただき有難うございます。今回のテーマは日本政策金融公庫の新型コロナウイルス感染症特別貸付と利子補給について解説致します。令和3年中も利用されていた制度ですが、この動画の撮影日である令和4年1月19日現在も融資条件が緩和された状態で利用できます。

新型コロナウイルス感染症特別貸付とは？

ここで解説する内容は、日本政策金融公庫の中で個人事業者や小規模な法人を対象とする国民生活事業が提供している融資制度についてお話しますのでご注意ください。

制度の名前の通り、対象になる方は新型コロナウイルス感染症の影響を受け、一時的な業況悪化を来している方で、合わせて中長期的に業況が回復し、発展することが見込まれる方で更に次の売上減少に関する要件に合っている方が対象です。

最近1ヵ月間の売上高または過去6ヵ月（最近1ヵ月を含みます。）の平均売上高が前3年のいずれかの年の同期と比較して5％以上減少している方

業歴3ヵ月以上1年1ヵ月未満の場合等は、最近1ヵ月間の売上高または過去6ヵ月（最近1ヵ月を含みます。）の平均売上高（業歴6ヵ月未満の場合は、開業から最近1ヵ月までの平均売上高）が次のいずれかと比較して5％以上減少している方
（1）過去3ヵ月（最近1ヵ月を含みます。）の平均売上高
（2）令和元年12月の売上高
（3）令和元年10月から12月の平均売上高

資金の使いみちは運転資金・設備投資どちらでも使え、融資限度額が8000万円です。既に公庫から融資されていたとしても、別枠で受けることができます。

利率は基準利率1.21％～1.7%ですが、6,000万円を限度として融資後3年目までは基準利率からマイナス0.9％となり、4年目以降は基準利率になります。

以前の制度では限度額が6000万円、利率がマイナス0.9％される限度額が4000万円だったので、融資条件がかなり拡充されました。

返済期間は設備資金 20年以内、運転資金 15年以内となり据置期間は最長で５年です。据置期間というのは元本の返済をすることなく利息のみの返済で良いとされる期間です。

実質無利子？利子補給とは

利子補給とは、公庫からの借入返済時に払う利子相当分を中小企業基盤整備機構という政府系機関から後日振り込まれる制度です。一度払った利子が戻ってくるので実質的に無利子ということになります。

対象となる方は、先程の新型コロナウイルス感染症特別貸付を受けていること。小規模な個人事業者であればこれ以外の要件が無く利子補給されます。

小規模な法人の場合は売上減少がマイナス15％以上が要件となります。補給される額は返済時に実際支払う利子の3年分が上限です。

利子補給の申し込み期間は令和３年度末、つまり令和4年の3月31日までとなります。

参考リンク

日本政策金融公庫ホームページより　新型コロナウイルス感染症特別貸付

https://www.jfc.go.jp/n/finance/search/covid_19_m.html

日本政策金融公庫ホームページより　利子補給

https://www.jfc.go.jp/n/finance/saftynet/pdf/covid_19_faq_jisshitsumurishika.pdf

次回予告

次回のブログは令和4年2月4日を予定しております。次回も是非ご覧ください。また、仙台創業融資サポートオフィスの所属する「みらい創研グループ」の公式SNSではブログの更新の際にお知らせをしておりますので是非フォローよろしくお願いします。

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